帯状疱疹(ヘルペス)後神経痛:軽くならない痛みに気持ちも落ち込む
帯状疱疹後の強い神経痛に悩まされ、日常生活にも支障が出る為来院。
一年前に帯状疱疹にかかり激痛に苦しむ。発疹が治まってからも激痛が残り、服薬やブロック注射などで治療を行う。痛みの範囲は減ったものの、初来院時は胸の下の部分に横30cm縦10cmほどの範囲に激痛が残っている。ペインクリニックなど病院も回ったが「これ以上出せる薬がない」と言われまるで見放された気分になった、と話す。
施術内容
局所の痛みだけでなく、全身の経絡(気の流れ)の滞りにもアプローチすることを目的とし、首・肩・背中の緊張をゆるめる施術を行いました。 皮膚が刺激に敏感になっていたため、極力やさしい刺激で施術を進めました。
経過
症状が出てからすでに1年が経過しており、慢性化していることから、週2回ペースでの施術を提案しましたが、来院が難しいとのことで週1回を目安に施術を継続することになりました。
6回目の施術のころには、「痛みを気にする時間が減ってきた気がする」との声がありました。痛みのため落ちていた食欲も回復傾向に。 その後も施術を継続し、痛みの程度には波があるものの、「痛みを気にしない時間」が増え、趣味を楽しむ余裕も出てきたとのことです。
現在は予防を兼ねて、2週間~1か月に1度の頻度で通院を続けておられます。
担当鍼灸師からのコメント
この方は、長く続く痛みによって精神的なストレスも非常に強く感じていたように見受けられました。体全体に緊張があり、痛みが出ている部分だけの問題ではなかったことがわかります。
鍼灸には、筋肉の緊張をほぐすだけでなく、心身のリラックス効果も期待できます。 そのため、ストレスが関係している慢性的な痛みに対しても、とても有効です。
同じような症状でお悩みの方へ
帯状疱疹後に痛みが続いてお困りの方は、ぜひ一度お気軽にご相談ください。 症状や体調に合わせて、無理のない施術をご提案いたします。