パーキンソン病

どんな症状なの?
パーキンソン病は脳内で作られる神経伝達物質(神経間を橋渡しするバトンのようなもの)の一つであるドーパミンが減少することによって起こる神経変性疾患とされています。しかしなぜ神経変性が起こるのかが未だ不明です。高齢者に好発するとされており、高齢社会の到来によって患者数は増加傾向にあります。振戦(ふるえ)、筋固縮(筋肉が硬く動かしにくい)、動作緩慢(動きが遅い)、姿勢反射障害(バランスが悪い)は、4大症状と言われています。その他に、便秘や火照り、排尿障害、起立性低血圧などの自律神経症状や睡眠障害が出る場合もあります。症状が進行してくると、不随意運動(手や口元の震え)が目立つようになったり、歩行の際に意識に反して一歩目が出にくい・急に止まれないなどの歩行障害のために、日常生活に支障が出る場合もあります。そのため、徐々に症状が悪化していくことに多くの方が不安を感じています。
病院ではどんな治療をしているの?
薬物治療では、少なくなったドーパミンを補ったり(L-dopa療法)、ドーパミンを出すところを刺激する薬などが使われます。しかし、根本治療ではなく対象療法であることと、Lドパでは長期の服用で薬が効かなくなり使用量がどんどん増えてしまうと言った問題点も指摘されています。今はいきなりドーパミン補充薬ではなく、それ以外の薬を第一選択薬として用い、使用量が増えすぎないように調節することが増えたようです。また、リハビリテーションとして、運動機能訓練も行われます。また、外科的治療では、脳に電極を埋め込んでドーパミンを出す部位を刺激する方法もあります。その他、今現在も常に新しい治療法が試みられています。
鍼灸ではどのように考えているの?
鍼灸治療ではパーキンソン病を鍼灸医学的な考え方で捉え、原因を探り、施術することで本人の持っている自然治癒力を高めます。ご自身の力で良くなっていただくようきっかけを作ります。また、筋肉の緊張が強いのであればそれを緩めたりなどの対象療法的な施術も行います。
治療はどのように進んでいくの?
まずは進行を遅らせることが大切です。残念ながらパーキンソン病そのものを治癒することは困難ですが、出現している振戦や動作緩慢、歩行困難といった特徴的な症状の軽減、また、症状に伴う疼痛や凝り感を軽減させることは可能です。特に便秘や冷えなどの自律神経症状の改善は鍼灸治療の得意分野であり、生活の質を上げることに大いに貢献できます。長期的に治療を続ける必要がありますが、副作用がないので、安全・安心な治療法としてお役に立てると考えています。症状が進行する前に早めの治療をおすすめしています。

当院は治療からその後のお身体のケアまでお任せいただける鍼灸院です。お問い合わせだけでも大丈夫です。お気軽に『○○について聞きたいんですけど…』とお電話下さい。

電話:042-774-2292

パーキンソン症状に対する施術料金のご案内
初めての方…鍼灸7700円(大人、初診料、検査料、施術費、税込)、小児6050円、小学生6600円、中高生7150円所要時間60分前後
二回目以降…鍼灸5500円(大人、税込)、小児3850、小学生4400円、中高生4950円、所要時間15分前後

当院の施術者は全員国家資格である『はり師』、『きゅう師』を取得しております。また使用する鍼も全て使い捨てのものを使用していますので安心して施術をお受けください。

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